久しぶりの

六月以来博多では歌舞伎の上演がなく、また諸事情により遠征もできていないので、歌舞伎から遠ざかってしまってます。
何より気になるのは猿之助さんの怪我のことです。全治6ヶ月の重症という報道がありましたが、その後周りの方々のブログなどを拝見していると、もっと早く戻ってきてくださるのではないかと感じています。
怪我の翌日にも今回演じていた三役のひとつ・シャンクスだけでも出たい!と言われていてそうです。さすがにこれはドクターストップがかかったようですが、千穐楽までには本当に出てきてくれるかもしれませんね。
歌舞伎座1月2月にもお名前がありました。これが本格復帰となるのでしょうか。くれぐれも無理はなさらないようにと祈りつつ、どうしても期待してしまいます。
そんな中少しでも歌舞伎に触れようと、シネマ歌舞伎『四谷怪談』を観てきました。私はこの作品を一度も観たことがありません。串田和美さんの他の作品の知識もないまま、映画館に向かいました。そして、かなりの衝撃を受けてしまいました!!
江戸時代と現代が交錯する不思議な世界。ホラーはおろか、心理サスペンスさえも苦手な私ですが、すっかり独特の世界観に引き込まれてしまいました。役者さんも、ただただ素晴らしかったです!悪い男を演じる獅童さんは色気があって魅力的ですが、今回はとくに目が離せない凄味がありました。それに扇雀さんと七之助さん、見ていて苦しくなるほどでした。
いつかまた舞台での上演があれば、必ず観に行こうと思います。