八月納涼歌舞伎

歌舞伎座の八月の演目が発表されました。

通常は昼・夜の二部制ですが、今回は三部制でチケット代も通常より少しお安くなっています。

長い間歌舞伎座では八月公演は行われていませんでした。それが1990年に当時35歳の中村勘九郎さん(のちの十八代勘三郎)、坂東八十助さん(のちの三津五郎)を中心に、若手が活躍できる公演を、と始まったのがこの納涼歌舞伎です。第一回には今では勘九郎さんに引き継がれ、中村屋の代表作となった『怪談乳房榎』や、今年はなんと勘太郎くんが務めることで注目の『団子売』などが並んでいました。

二回目以降も若手が大役を務める場であり、初めて歌舞伎を観る人にもわかりやすい演目が並んでいます。現在の新春浅草歌舞伎と似ているのかもしれませんね。

 

じつは今までなかなか8月は歌舞伎座へ行けなかったのですが、今年は歌舞伎未体験の友人を誘って、必ず行こうと今から気合いを入れています。少しでも歌舞伎に興味を持ってくれるとうれしいのですが…。