残念ながら…

 歌舞伎座は明日が千穐楽ですね。大好きな猿之助さん大奮闘の納涼歌舞伎、ずっと行こうと思っていたのですが、諸事情により行くことができませんでした。しばらく生の舞台を観に行く予定もありません。

その代わりというわけではないのですが、WOWOWで放送された『野田版・鼠小僧』を拝見しました。2003年に上演された、シネマ歌舞伎第1作です。

まだ40代の勘三郎さん、身体能力の高さとスピード感、そしてセリフ量、すっかり釘づけとなりました。

この作品には当時まだ20歳ぐらいの中村七之助さんも出ているのですが、よく通る声とその美しい姿は多くの出演者の中でもとても印象に残ります。

それからもう一人、まだ本名で出ている中村鶴松さんが、とても重要な役目を果たしています。

私を歌舞伎へと導いてくれた勘三郎さん。あと何十年も観続けたかったという気持ちはいつまでも消えませんが、勘九郎さんをはじめ、中村屋の皆様が活躍してくださっていることを嬉しく思います。個人的には今は少し歌舞伎から遠ざかってしまってますが、必ずまた歌舞伎の旅へと戻ります!