愛する博多座

博多座は1999年6月に開場しました。歌舞伎だけでなくミュージカルやお芝居、近年ではジャニーズの公演や演歌のコンサートなども行われています。歌舞伎座と同じくらいの花道や舞台下の奈落、宙乗り機能もあるため市川猿翁さんが“スーパー歌舞伎座”と言われたとか。

舞台と同じサイズのリハーサル室や大浴場(出演者用です)なども備えているそうで、出演した多くの役者さんが“大好きな博多座”と言ってくださるのを聞くと、自分のことのようにうれしくなります。

もちろん観客向けの設備も充実しています。地下鉄駅に直結しているため、福岡空港からも博多駅からも雨に濡れることはありません。ロッカーは客席階すべてにあり、使用後にはお金が戻ってきますので、取り忘れないように!お弁当やお菓子、公演に関連したグッズの販売も多いので、休憩時間も安心です。

今までいくつもの劇場に行きましたが、ステージは見やすく、上演時間以外でも快適に過ごせる博多座は大好きな劇場です。福岡在住にもかかわらずまだ行ったことがないという方は、ぜひ一度行って見てください。特別な時間を過ごすことができると思います。

 

本日5月29日は船乗り込みが開催されました。

船乗り込みとは:

例年2月と6月は歌舞伎が上演されます。6月歌舞伎の出演者が“ご当地到着を船に乗ってお披露目する”のが船乗り込みです。キャナルシティ博多という商業施設横の清流公園から、博多座に隣接した博多リバレインまでの約800mを船で下るというものです。

今では博多に夏の訪れを告げる風物詩となりました。

ちなみに、もともと博多とは福岡市を流れる那珂川の東側を指し、西側を福岡といいました。今では“福岡市“とひとくくりになっていますが、博多座があるのは東側なので“博多”です。