30年後に向けて

私の地元にある博多座は歌舞伎をはじめ宝塚やミュージカル、ジャニーズの公演などさまざまなジャンルの公演ができる珍しい劇場です。毎年2月と6月には必ず歌舞伎が上演されます。それ以外にも、例えば昨年の4月には『ワンピース』があり、秋にも歌舞伎が…

右近ルフィ

猿之助さんの怪我から1週間がたち、“代役”尾上右近さんの評判が目に入ってくるようになりました。たしかに猿之助さんの代役ではあるのですが、怪我の前日にすでに若手中心の『麦わらの挑戦編』の幕があいています。そのことを知らずに“代役代役”と呼ぶ報道…

久しぶりの

六月以来博多では歌舞伎の上演がなく、また諸事情により遠征もできていないので、歌舞伎から遠ざかってしまってます。何より気になるのは猿之助さんの怪我のことです。全治6ヶ月の重症という報道がありましたが、その後周りの方々のブログなどを拝見してい…

残念ながら…

歌舞伎座は明日が千穐楽ですね。大好きな猿之助さん大奮闘の納涼歌舞伎、ずっと行こうと思っていたのですが、諸事情により行くことができませんでした。しばらく生の舞台を観に行く予定もありません。その代わりというわけではないのですが、WOWOWで放送さ…

獅童さま

中村獅童さんが仕事復帰されました。私がその名前を知ったのは、おそらく(観ていませんが)映画『ピンポン』からだと思います。そのあとの映画『阿修羅のごとく』を拝見し、その顔と名前が私の中に刻まれることとなりました。“四姉妹の中で一番目立たない三…

歌舞伎のミカタ

歌舞伎座がものすごく盛り上がっているようですね。海老蔵さん親子の共演とあって、初歌舞伎の方も多いようです。普段なら大向こうさん(○○屋!という声を掛けてくださる方々です)の声がほとんどなのですが、今月は“カンカン!!かわいい♡”等々の黄色い声援…

私ごと

10年以上勤めた会社を辞めました。おそらくすでに人生の半分を過ぎている私が、次を何も決めずに辞めました。好きな業種ではありましたが、仕事そのものはずっと苦手だと感じながら続けてきました。無理をして頑張れば定年まで続いたかもしれませんが、さら…

博多座 夜の部

博多座の夜の部に行ってまいりました。印象的だったのは成駒屋さん4人で演じられた『祝勢揃壽連獅子(せいぞろいことぶきれんじし)』です。谷に落ちた子供達が無事だとわかったとき、3人を見つめる芝翫さんの表情の優しいこと!その後獅子となった4人は毛…

麻央さん

一度だけ新橋演舞場のロビーでお見かけしたことがあります。それだけなのにこの3日間、海老蔵さんのブログを見たり、テレビで麻央さんの映像を見るたびに涙が溢れます。そしてその美しい生き方が心に沁みていきます。亡くなられたことが公表された23日、博…

シネマ歌舞伎

シネマ歌舞伎『東海道中膝栗毛〈やじきた〉』を見ました。以前は年間50本以上映画館で映画を見ていたのですが、最近はほとんど見なくなってしまいました。歌舞伎を観始めた頃から少しずつ減ってきたのは、生の舞台の魅力に取り憑かれたからかもしれません。…

六月博多座 昼の部

博多座の昼の部に行ってまいりました。 今月は成駒屋さん・八代目中村芝翫さんと三人の息子さんの襲名披露公演です。 お昼の4演目のうち出演されるのは『車引』と『河内山』です。 『車引』は歌舞伎の三大義太夫狂言のひとつである『菅原伝授手習鑑』全五段…

休演日⁉

歌舞伎座七月の詳細が発表になりましたね。 当初は中村獅童さんが出演予定だったため、演目を含めいろいろと変更になったようですね。話題になっているのはなんといっても海老蔵さんのご長男・堀越勸玄くんの出演、そして宙乗りでしょう。海老蔵さんの真似を…

八月納涼歌舞伎

歌舞伎座の八月の演目が発表されました。 通常は昼・夜の二部制ですが、今回は三部制でチケット代も通常より少しお安くなっています。 長い間歌舞伎座では八月公演は行われていませんでした。それが1990年に当時35歳の中村勘九郎さん(のちの十八代勘三郎)…

魔法の粉

昨日は十八代中村勘三郎さんのお誕生日だったため、私が実際に観た舞台について振り返ってみました。そのせいか、夜なかなか寝つけずにいると、金銀の光のようなものが降ってきたような不思議な感覚に襲われました。何だろうと目を開けてみても、特別変わっ…

勘三郎さま

今日5月30日は十八代中村勘三郎さんのお誕生日です。私が観たいくつかの舞台を振り返ってみたいと思います。 2005年3月に歌舞伎座で始まった襲名披露公演、5月の昼の部は下記の四演目 車引 芋堀長者 弥栄芝居賑 髪結新三 勘三郎さんの出演は下の二つ。なので…

愛する博多座

博多座は1999年6月に開場しました。歌舞伎だけでなくミュージカルやお芝居、近年ではジャニーズの公演や演歌のコンサートなども行われています。歌舞伎座と同じくらいの花道や舞台下の奈落、宙乗り機能もあるため市川猿翁さんが“スーパー歌舞伎座”と言われた…

初歌舞伎の記憶

初めての歌舞伎はあまりに突然だったため、何の準備も心構えもありませんでした。 通常劇場にはその月の公演の無料のチラシが置いてあり、演目とあらすじ・出演者などが書いてあるのですが、そのなものがあることすら知りませんでした。 かなり後になってそ…

美しい湖は、底なし沼だった

今週のお題「私の沼」 ブログ初心者の私は、マイペースで書きたいことを書くつもりだったのですが...今週のお題が目についたので、“沼”という視点で歌舞伎を語ってみたいと思います。 あなたは“湖”にどういうイメージをお持ちですか?日本には湖がいくつ…

歌舞伎の神様、それとも勘三郎様のお導き⁉

初めて歌舞伎を観たのは12年前、2005年5月20日のことでした。当時歌舞伎には全く興味はなく、観てみようと思ったこともなかったのに、なぜ歌舞伎を観ることになったのか、今思い返してもその理由はわかりません。 その朝私は宿泊していたホテルでの朝食を終…

祝!1000回

5月16日、昼の部は記念すべき市川猿之助さんの宙乗り1000回です。 演目が発表になったときから松竹座に行くことは決めていたのですが、1000回を迎えると知ってこの日に決めました。 記念の日だからでしょうか、昨夜に比べると着物の方がとても多かったです。…

初!松竹座

初めて大阪松竹座へ行きました。 戎橋から100mほどなのに、重厚感のあるエントランスは一気に非日常へといざなってくれます。何度も訪れている博多座や歌舞伎座に比べると客席が狭いので、後方の席でも舞台が近く感じられます。 この日の演目、一つ目の『野…

2005年5月20日

はじめまして、まなです。 2005年5月20日に初めて歌舞伎を観てから12年になります。 おそらく人生の半分は過ぎたけれど、これからも可能な限り歌舞伎を観たい、そしてそれを記録として残しておきたくて突然ブログを思い立ちました。 仕組みもわからず、何の…